孤独死を未然に防ぐ対策とは


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社会から孤立することで、生まれる孤独死

最近では孤立死と呼ばれている、いわゆる孤独死ですが、亡くなって数週間経ってから発見されることも少なくありません。
孤独死はゴミだらけの中で亡くなっているケースが多く、孤独死に至る原因としては、うつ病、病気、高年齢などがあげられますが、部屋が片付けられなくなるセルフ・ネグレクト(自己放任)になっている場合が多く、孤独死の8割がセルフ・ネグレクトと言われています。
足の踏み場がないほどのゴミと臭い、虫が発生する中で亡くなっているのを見ると、もっと早くに片付けていれば、死なずに済んだのではないかと思う現場が多くありました。では、孤独死を未然に防ぐ方法はあるのでしょうか?セルフ・ネグレクトについては別の記事で詳しく解説しますので、孤独死の防止策についてもう少し踏み込んで考えていきましょう。

孤独死を防止するための一歩

足の踏み場がないほどのゴミと臭いの中で亡くなった現場を見る度に、少しでも地域とつながっていれば、悲劇はもっと減るのにと、どうしようもない思いにかられます。現場から思うのは、人と人の"縁"がどんどん薄くなっていってるということです。
親子でもめったに連絡をとらない、近所とも付き合いがないから、隣人の異変に気づかない。悲しいことに、それが当たり前の社会になってしまっているのが現状です。孤独死をしてから、ご遺族の方は大変後悔されることが多く、「なぜもっと連絡を取っていなかったのか」「もっとしてあげたいことがあったのに」しかし、後からではもうどうすることもできません。 だからこそ、周りの人との付き合いを持たない、親族とも疎遠になってしまっている社会が孤独死・孤立死を生み出すことを知ってもらい、一人でも多くの人に「このままではいけない」と思ってもらうことが孤独死・孤立死の防止につながると考えております。
ですので、孤独死予防のシンポジウムやメディアへの出演の機会をいただいた時には積極的に参加し、私が日々の現場から見える人間関係の崩壊、「助け合い」という美しい日本人の文化が都会を中心に崩れている事など訴えています。今後さらに高齢化が進んでいく中で、高齢者と共存していく社会をひとりひとりが受け止め支えあう事が重要であることをもっともっと伝えていきたいと思います。

孤独死に至る原因

弊社にご依頼される特殊清掃の案件の90%以上が孤独死現場の清掃依頼です。
『総務省が公表した2020年の国勢調査は、日本全体で世帯の単身化が一段と進む現状を浮き彫りにした。一人暮らしが世帯全体の38.0%を占め、単身高齢者は5年前の前回調査に比べ13.3%増の671万6806人に増えた。中年世代の未婚率も上昇傾向にある。先進国で特に独居率が高い』(参照:総務省調べ)

高齢者の一人暮らしが多い状況に加えて「地域コミュニティ」が構築されていない状況が高齢者の孤立化に拍車をかけています。高齢者の生活状況や健康状態など挨拶さえしない希薄な地域では、緊急時に異変に気付くことができず、亡くなっても発見が遅れる傾向にあるのです。

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孤独死を未然に防ぐ、福祉整理

そこで、メモリーズでは、孤独死を防ぎ、快適に暮らしてもらうために、部屋を清掃し、自身では出来ない不要なものを整理する福祉整理というサービスを始めました。まだ新しい分野ですが、行政やご家族からの依頼は増える一方です。だからこそ、この福祉整理の業務を行ってくれる業者が増え、全国にその輪が広がったらいいなと考えております。そうすればゴミまみれの中で孤独死される人が確実に減少します。なぜなら、孤独死は抑止することができる“事故”だからです。

まとめ


日本は高齢化率が28%を超える世界で断トツの1位です。また高齢者の独居率が高く孤独死が起こりやすい状況にあります。誰にも看取られずに一人で亡くなっていく孤独死は増え続けており、今までにメモリーズが特殊清掃の依頼を受けた約3000件超のうち、実に9割以上が孤独死でした。これだけ独居率が高いと家で亡くなることは必然と受け止めて、できるだけ異変を察知できるような地域コミュニティを構築できるようにしたいものです。このコラムを読んだ方は家族に連絡を、そして近隣の高齢者にお声がけをしてみてください。

対応地域

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関西エリア:大阪府、京都府、兵庫県、和歌山県、奈良県、滋賀県
南関東エリア:東京都、神奈川県、千葉県、埼玉県、栃木県
中部エリア:愛知県、山梨県、静岡県、長野県、岐阜県、三重県
中国エリア:広島県、岡山県、山口県、鳥取県、島根県
四国エリア:香川県、徳島県、愛媛県、高知県
以上の25都府県(北部、山間部、離島など一部地域を除く)が、対応地域となります。

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