特殊清掃現場でハエが大量発生
孤独死の現場で発見が遅れると体が腐敗します。 そして何ともいえない強烈な臭気が発生します。この臭気で警察に連絡される事もしばしばです。 この様な状態になると、う○虫が発生し、やがてハエになります。死後2週間ぐらいになると、ちょうどう○がハエになり、部屋を飛び回っている頃になります。 先日の特殊清掃現場がそうでした・・・。
死後2週間、現場には大量のハエが音を出して飛び回っています。 この量になると飛ぶ音も大音量に聞こえます。時たま私の顔や頭にハエがぶつかってきます。 私は思います・・・。 「もともとご遺体から発生してるんやんな~・・・それが顔に・・・。」 そこは負けたらいけません!何食わぬ顔で見積をしていました。 後ろに付いて来ていたご遺族様は、大量のハエを見て速攻退散されました。
すぐ作業になりましたが、このハエでは仕事が出来ません。 3LDK一部屋に1本の殺虫剤を撒き散らし、ハエから処分しました。 誰もが言います。「まさか身内が孤独死なんて・・。」 身内同士、友人同士、近所同士、ちょっとした取り組みで、 腐敗するまで発見されないような事は避けられるのです。