死後3週間の特殊清掃現場
愛知県の現場のお話しです。ご依頼主は弟様で、身なりのきっちりされた方です。 「突然の事でびっくりしました。発見が遅れるとこんな大変な事になるのですね。 私は部屋に入りませんが、全部捨てて下さい。」と言われました。
玄関を開けると、台所のフローリングの上に体液がびっとり付いていました。早速、特殊清掃作業の開始です。 スタッフの山下君が手作業で、丁寧に拭取ります。 部屋には衣類、電化製品しかなく質素な生活が伺えます。
「兄は私の所によく金を借りにきました。今まで数百万は貸したかもしれない。 私もこの様な年になり金をせびりにくる兄が嫌いだった。これで終わりかと思うとホッとします。」 と切実な思いを吐露されました。
「自分で部屋の片付けは出来なかったので感謝します。」とお言葉を頂きました。
作業前は不安そうな面持ちでしたが、きれいになった部屋を見て安心してくれたようです。