メモリーズ

特殊清掃現場にある孤独死のシグナル


今回の現場は浴槽で亡くなられて、数日後に発見された現場でした。ご依頼主はご兄弟の方で、見積でお会いした時は「妹は骨になってしまいました…」と、骨壷をお持ちでした。手を合わせて、お部屋を案内して頂きました。大家さんは、警察の方と一緒にご遺体を確認しているので、玄関の所で見積が終わるのを黙って待っておられました。 小さなお部屋と小さいキッチンの1Kの家です。「妹は足腰が弱くてねぇ…」と、ご兄弟の方が仰っていました。「お風呂で異変を感じたけど、動けなかったのかな?」 「誰かいれば、助かったと思うんです…」と仰っていました。 確かに孤独死の場合、誰かそばにいれば助かるケースが多いと思います。

布団が敷いてあり、その横に新聞や雑誌が重なっています。それを横によけると、苺のパック(プラスティックの容器)に入った、排尿が出てきました。しかも、トイレはすぐそこです。「トイレにもいけなかったのかな…」女性ですので、周りにそれらしき跡が飛び散ってシミになっています。
この方は足腰が悪く、動けなかったと聞いています。おそらく、体調が悪い時はその場で用を足していたんだと思います。お風呂も推察ですが、あまり入れなかったのでしょう。だけど、衛生的なこともあり、久しぶりに入浴した時に亡くなってしまったのでは…そう思うと、切ない気持ちになりました。

実は体験談には書かなかったのですが、先月にもとある団地の一室で孤独死をされた特殊清掃の現場で、ペットボトルに入った排尿の後始末をたくさんしました。このようなケースが意外と多いことに不安を感じずにはいられません。
トイレに行く事も出来ないような状態の段階で、助けることはできないのでしょうか?中にはめんどくさいなどの理由の方もいらっしゃるかもしれません。しかし今回のようなお話を聞くと、トイレにも行けないような状態で、そのまま生活しなければならない事に不安を感じます。同居人がいれば色々な対策を練れると思うのです。ご高齢者が体の異変と戦いながら衰弱し、亡くなってしまうという現実は 仕方ないという事で良いのでしょうか?また現場が終わっても、何か腑に落ちない感じがしてなりません。皆様はどう思われますか?

この記事を書いた人

横尾将臣

横尾 将臣
所属:メモリーズ株式会社 大阪本社
役職:代表取締役
資格:グリーフケアアドバイザー1級取得

遺品整理専門業者メモリーズ株式会社の創設者。創業から15年が経った今も、現場の最前線に立ち続けている生粋の遺品整理人。
遺品整理業界のパイオニアとして業界を牽引する一方で、若手育成にも尽力。それらの功績が認められ度々メディアなどに紹介されている。

悲惨な現場でも原状復帰

どんな悲惨な特殊清掃現場でも
メモリーズは原状復帰をお約束。

目を覆いたくなるような凄惨な現場であっても、当然ながら『原状復帰』しなければなりません。しかも特殊清掃の場合は、特に迅速で適切な対応が求められます。

死後数日、あるいは数カ月も経ち、汚物、体液、害虫、血痕の染み付いた凄惨な現場など、どんな状況でも経験豊富なスタッフがしっかりと現状復帰いたします。特殊清掃のことでお困りなら、是非メモリーズにご相談ください。

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