この記事を書いた人
横尾 将臣
所属:メモリーズ株式会社 大阪本社
役職:代表取締役
資格:グリーフケアアドバイザー1級取得
遺品整理専門業者メモリーズ株式会社の創設者。創業から15年が経った今も、現場の最前線に立ち続けている生粋の遺品整理人。
遺品整理業界のパイオニアとして業界を牽引する一方で、若手育成にも尽力。それらの功績が認められ度々メディアなどに紹介されている。
今回は私の特殊清掃キャリアの中でもベスト3に入るほど過酷な案件でした。孤独死や事件があった現場ではありません…普通にご存命で生活をされているお宅です。古い木造の長屋の賃貸物件で、近隣からの悪臭によるクレームがあり、大家さんが部屋を確認すると、あまりにも不衛生だったために、残念ながら強制退去という運びになったそうです。
最初に驚いたのは中庭みたいなスペースがあり、そこには私の身長ぐらいまでゴミが山積みに。部屋に入ると、普通に糞尿が家中にあり、その臭いたるや強烈です…ちなみに、ペットを飼っていたわけではありません…はい…そういうことです…。生活ゴミも溜め込んでいたので、腐敗臭も相まって、嗅いだことのない臭いで目眩がします。しかも作業当日はあいにくの雨…より悪臭が際立ちます。
防塵マスクを着用していても無意味に思えるほど臭いがします。ここまでの悪臭だと、残置物の搬出などの軽微な作業でも、派遣社員やアルバイトを呼ぶこともできません。他のスタッフたちは別の現場で手一杯なので結局、頼れる相棒の山下君と二人で作業をすることになりました
ゴミを撤去していくと、やっと畳が見えてきましたが、なんと畳の上にはどういう訳か大量の小銭が散らばっています。糞尿や正体不明の液体にまみれているので手袋が外せず、拾うのも大変です。このような劣悪極まりない環境で、人が生活をしていたなんて…本当に病気や孤独死に至らなくて良かったと思います。
二人で丸1日掛りで作業を終えて疲労困憊の中、最後に大家さんから「本当にありがとう、助かったわ」の言葉と、肩の荷が下りたような安堵の表情が見れたのが唯一の救いです。
横尾 将臣
所属:メモリーズ株式会社 大阪本社
役職:代表取締役
資格:グリーフケアアドバイザー1級取得
遺品整理専門業者メモリーズ株式会社の創設者。創業から15年が経った今も、現場の最前線に立ち続けている生粋の遺品整理人。
遺品整理業界のパイオニアとして業界を牽引する一方で、若手育成にも尽力。それらの功績が認められ度々メディアなどに紹介されている。
目を覆いたくなるような凄惨な現場であっても、当然ながら『原状復帰』しなければなりません。しかも特殊清掃の場合は、特に迅速で適切な対応が求められます。
死後数日、あるいは数カ月も経ち、汚物、体液、害虫、血痕の染み付いた凄惨な現場など、どんな状況でも経験豊富なスタッフがしっかりと現状復帰いたします。特殊清掃のことでお困りなら、是非メモリーズにご相談ください。
関西エリア:大阪府、京都府、兵庫県、和歌山県、奈良県、滋賀県
南関東エリア:東京都、神奈川県、千葉県、埼玉県、栃木県
中部エリア:愛知県、山梨県、静岡県、長野県、岐阜県、三重県
中国エリア:広島県、岡山県、山口県、鳥取県、島根県
四国エリア:香川県、徳島県、愛媛県、高知県
以上の25都府県(北部、山間部、離島など一部地域を除く)が、対応地域となります。