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孤独死現場に残された切実なメッセージ


孤独死現場に残された切実なメッセージ 今回は葬儀社様からのご紹介で、茨木市某所で特殊清掃を伴う遺品整理を行いました。現場は文化住宅で、孤独死でしたが発見が早く、臭いもあまりなく、特殊清掃はそれほど困難ではありませんでした。特殊清掃に目途が立ったので、遺品整理の作業をし始めた時、電話台の上のメモに目が留まりました…。 広告の裏に走り書きのように書かれた内容は、故人の最期のメッセージです。

故人は女性で、まだ50代。遺品の中には仕事や交友関係など色々推測できるものがありましたが、なぜこのような精神状態になってしまったのか考え、整理の手が止まりました。当然ですが、部屋にはお風呂もトイレもあります…。もし本当に何も出来なくなったという事実が、精神的ではなく肉体的だったら体の自由が利かない状態で、何とか生きておられたという事になり、あまりにも悲惨ではないでしょうか…。

この方の唯一の親族は、現在ご高齢で認知症の症状があり、後見人がおられるとの事です。つまり、誰にも相談できず、甘える人もいない…そして体や精神が正常ではなくなっていくのが自覚できる状態。それがどれほど不安で淋しい毎日を過ごしていたかと思うと切なすぎます。
誰しも自分から孤独死を望む人はいません。いつ最後の時が来ても悔いがないように生きたいと思っている筈です。1万件以上もこのような現場を経験していると、自分の最期を考えることがあります。今回のように「切実なメッセージ」を目の前にすると特に思ってしまいます。自分自身の最期…皆さんは考えた事ありますか?

この記事を書いた人

横尾将臣

横尾 将臣
所属:メモリーズ株式会社 大阪本社
役職:代表取締役
資格:グリーフケアアドバイザー1級取得

遺品整理専門業者メモリーズ株式会社の創設者。創業から15年が経った今も、現場の最前線に立ち続けている生粋の遺品整理人。
遺品整理業界のパイオニアとして業界を牽引する一方で、若手育成にも尽力。それらの功績が認められ度々メディアなどに紹介されている。

悲惨な現場でも原状復帰

どんな悲惨な特殊清掃現場でも
メモリーズは原状復帰をお約束。

目を覆いたくなるような凄惨な現場であっても、当然ながら『原状復帰』しなければなりません。しかも特殊清掃の場合は、特に迅速で適切な対応が求められます。

死後数日、あるいは数カ月も経ち、汚物、体液、害虫、血痕の染み付いた凄惨な現場など、どんな状況でも経験豊富なスタッフがしっかりと現状復帰いたします。特殊清掃のことでお困りなら、是非メモリーズにご相談ください。

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