この記事を書いた人
横尾 将臣
所属:メモリーズ株式会社 大阪本社
役職:代表取締役
資格:グリーフケアアドバイザー1級取得
遺品整理専門業者メモリーズ株式会社の創設者。創業から15年が経った今も、現場の最前線に立ち続けている生粋の遺品整理人。
遺品整理業界のパイオニアとして業界を牽引する一方で、若手育成にも尽力。それらの功績が認められ度々メディアなどに紹介されている。
先日、メモリーズのホームページを見てくれた方より、問い合わせを頂きました。電話の主は故人の娘様で「父が自殺してしまい…今日、遺体が発見されたんですが…大家さんに早く何とかして欲しいと言われているのです」と、大変困ったご様子でした。電話を頂いた日は、私のみならず全スタッフのスケジュールが夕方までぎっちり入っていましたが、この様な場合、メモリーズは出来る限り協力する事にしています。「現場に行けるのは夜9時頃になりますが…」と伝えると、すぐに折り返しの電話が鳴り「大家さんも近隣の方も早く来て欲しいと言っていますので、遅くても良いのでお願いします」との返事でした。
現場は大阪市内のある賃貸住宅の2DKの部屋で、奥の畳の部屋の布団の上がどす黒く、血が乾いていました。虫も出尽くして、部屋中にハエの死骸が無数に落ちていました。見た瞬間、発見されるまでに相当な日数が経っているとわかりました。
作業中、壁に貼られている紙を剥がしてダンボールに入れ、次の処分品を同じダンボールに入れようとした時に、さっき入れた紙が目に留まりました。「あれ?…」その紙を手にとって驚きました。それはご家族へ宛てたメッセージでしたが、この紙に記入された日時から、私たちが作業を行ったこの日までに、実に半年が経過していたのです。
後で分かった事ですが、故人は奥様が病気で亡くなってから元気をなくし、病気がちになったそうです。残された残置物や遺品の状況から見て、おそらくセルフネグレクトだったと推測できます。それにしても…自殺される事自体悲劇ですが、こんなに日数が経たなければ発見されない事も悲劇です。
コミュニティの崩壊というものを、真剣に考えないといけない時期に来ていると思います。みなさんは、お隣がどんな人が住んでいるかご存知ですか? 挨拶とかされていますか? そして、たまには親御さんに連絡してみましょう。
横尾 将臣
所属:メモリーズ株式会社 大阪本社
役職:代表取締役
資格:グリーフケアアドバイザー1級取得
遺品整理専門業者メモリーズ株式会社の創設者。創業から15年が経った今も、現場の最前線に立ち続けている生粋の遺品整理人。
遺品整理業界のパイオニアとして業界を牽引する一方で、若手育成にも尽力。それらの功績が認められ度々メディアなどに紹介されている。
目を覆いたくなるような凄惨な現場であっても、当然ながら『原状復帰』しなければなりません。しかも特殊清掃の場合は、特に迅速で適切な対応が求められます。
死後数日、あるいは数カ月も経ち、汚物、体液、害虫、血痕の染み付いた凄惨な現場など、どんな状況でも経験豊富なスタッフがしっかりと現状復帰いたします。特殊清掃のことでお困りなら、是非メモリーズにご相談ください。
関西エリア:大阪府、京都府、兵庫県、和歌山県、奈良県、滋賀県
南関東エリア:東京都、神奈川県、千葉県、埼玉県、栃木県
中部エリア:愛知県、山梨県、静岡県、長野県、岐阜県、三重県
中国エリア:広島県、岡山県、山口県、鳥取県、島根県
四国エリア:香川県、徳島県、愛媛県、高知県
以上の25都府県(北部、山間部、離島など一部地域を除く)が、対応地域となります。