メモリーズ

特殊清掃にご協力をお願いします


寒暖の差で体調が崩れやすい時期ですが、皆様いかがお過ごしでしょうか?さて今日は、孤独死されて死後2週間が経った特殊清掃の現場に行ってきました。現場はトイレから洗面所にかけて、体液で汚れており、臭いも相当酷かったです。
清掃作業は部屋を閉め切り行うのですが、荷物や残置物の搬出にドアを開けるので、どうしても臭いが廊下に溜まります。住居人の方に「くさいんじゃ!閉めてやらんかぃ!」と怒鳴られて「すみません、もうすぐ終わりますので、ご協力お願いします」と頭を下げます。その方はお隣にお住まいでしたので、臭いは半端ではありません…苛立つお気持ち察します。私どもの作業は「ご近所のご理解がなければ成り立たない」と常に思っていますので、ご協力をお願いするしかありません…。中には「あぁ…あそこの部屋の掃除してるのね…大変だけど頑張ってね」 と声をかけてくれる方もいます。そういう時は、嬉しくなり「ありがとうございます」と心から感謝します。

とりあえず遺品を搬出し、特殊清掃をしなければ臭いが治まりません。急いで作業を進めるのですが、洗面所の床が木で出来ているため、体液が染み込み、思うように捗りません…あの手この手で汚れた部分を取り除き、臭いが少し落ち着いてきた時に、向かいの部屋のドアが「ガチャ」と開き、20代前半の女性が出て来ました。下を向いて、かなり怖がっている風に感じたので、私が「すみませんね…ご迷惑かけます。もう臭いは落ち着きますので、安心して下さい」と言うと、歩きながら一礼されました。もし、私が20代前半の時に近所で孤独死なんかあれば、夜一人でトイレ行けないです…この女性も一人暮らしなので、さぞかし複雑な気分で過ごされているんだろうと思います。
最後は大家さんに確認してもらい、臭いも含め「OK」をもらいました。

この記事を書いた人

横尾将臣

横尾 将臣
所属:メモリーズ株式会社 大阪本社
役職:代表取締役
資格:グリーフケアアドバイザー1級取得

遺品整理専門業者メモリーズ株式会社の創設者。創業から15年が経った今も、現場の最前線に立ち続けている生粋の遺品整理人。
遺品整理業界のパイオニアとして業界を牽引する一方で、若手育成にも尽力。それらの功績が認められ度々メディアなどに紹介されている。

悲惨な現場でも原状復帰

どんな悲惨な特殊清掃現場でも
メモリーズは原状復帰をお約束。

目を覆いたくなるような凄惨な現場であっても、当然ながら『原状復帰』しなければなりません。しかも特殊清掃の場合は、特に迅速で適切な対応が求められます。

死後数日、あるいは数カ月も経ち、汚物、体液、害虫、血痕の染み付いた凄惨な現場など、どんな状況でも経験豊富なスタッフがしっかりと現状復帰いたします。特殊清掃のことでお困りなら、是非メモリーズにご相談ください。

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