孤独死現場の隣の部屋前に「盛り塩」

先日管理会社様のご依頼で、ワンルームで孤独死されたお部屋の片付けに行きました。管理会社の担当の方は、ご近所からの臭いのクレームで部屋を確認に行き、ご遺体を見てしまったそうで…かなりのショックを受けているご様子。見積時に私が部屋の中にいる間も、何度か外から「オエッ」という声が部屋の中まで聞こえました。

そんな現場の隣にお住いの部屋の玄関には、盛り塩がされていました。住んでいる隣の部屋で、このような不幸があれば清めたくなる気持ちは理解できます。私たちが部屋を綺麗に清掃するまで、どれぐらい不安な日々を送っているか察するものがあります。ちなみに、盛り塩は罪や穢れを取り除く効果があと考えられており、平安時代から盛り塩が行われてきたそうです。

担当の方も、両隣や下の部屋からクレームがひどく、一刻も早く作業をしてほしいと私に泣きついてこられました。私も現場に追われていたので、今日中に作業をすることを約束し、一旦次の現場に。この日の予定の作業をすべて終わらせて、この現場に戻り、特殊清掃を始めたのは深夜20時を回っていました。深夜の作業ということもありましたが、かなり臭いがきつく、大変な現場でした。