メモリーズ

自分の遺品整理の見積できますか?


「遺品整理」のご依頼人はご親族が大半です。しかし稀に、ご依頼人がご本人の場合があります。自分の死を意識し始める年代は60代からだそうです。誰でも自分が死んだ時、子供や親族に迷惑をかけたくありません。昨今は葬儀の手配まで事前にされる方が多いようですが、これだけで安心している方は意外と少ないのです。1人暮らしのご高齢者が、唯一心配をしている事…実は亡くなった後の「遺品整理」なのです。自分に何かあっても身の回りの事、葬式の事、すべて大丈夫と思っていても「遺品整理」をどうしたらいいのか懸念されている方は多いようです。

「自分の遺品整理の見積できますか?」と、女性の声で連絡がありました。「できますよ」と言うと、とりあえず安心して頂きました。ご自身の遺品整理の見積を「生前予約(事前予約)」と言います。先ほども触れましたが、独居のご高齢者が亡くなった後の遺品整理で、家族に迷惑を かけてしまうと心配されている方が多いのです。このご連絡を頂いた方もそうでした。 数年前にご主人と離婚され、それからアパートに1人で暮らされてます。ご長女様がいますが、結婚されて少し離れた所で住んでおられます。決して仲が悪いと言うことではありません。しかしお母様はご主人と別れ、精神的にも経済的にも 不安定な立場に追いやられた時に、ご長女様の存在が生きる力になったと仰ってました。お母様はご兄弟がいるそうですが、親御様のお葬式の時に色々もめてしまい折り合いが悪くなったそうです。
仕事もしていますが、派遣で安定してないとのことでした。住んでいるアパートも湿度が高く、壁紙が剥がれてあちこち痛んでいました。しかし大家さんが何も対応してくれないと嘆いていました。 その様な状況では生活していく活力が湧いてこず、辛い思いをしていると仰ってました。ご長女様は心配でよく連絡をくれたり、家に来てくれたり、親孝行のようです。お孫さんの話をされてるときは、幸せそうに伺えました。それだけに、親として娘に迷惑をかけたくないという気持ちが強いのです。見積が終わった時、ホッとしたのかお母様は泣き出しました。「これで安心です…」と。「ご安心かもしれませんが、人生まだまだですよ。お孫さんの成長をたくさん見ていきましょうね!」 と声をかけると、涙を拭いながらうなずいていました。

この不景気で、子供たちも自分の家族の事で大変だということを、一番分かっておられるのでしょう。それだけに余計な費用を出してもらうのが、申し訳ない気持ちで一杯なのです。後日、行政書士の方と再訪し、正式に契約をさせて頂きました。心配事を少しでも取り除いて、ご長女様とお孫さんと楽しい日々が訪れることを祈っています。

この記事を書いた人

横尾将臣

横尾 将臣
所属:メモリーズ株式会社 大阪本社
役職:代表取締役
資格:グリーフケアアドバイザー1級取得

遺品整理専門業者メモリーズ株式会社の創設者。創業から15年が経った今も、現場の最前線に立ち続けている生粋の遺品整理人。
遺品整理業界のパイオニアとして業界を牽引する一方で、若手育成にも尽力。それらの功績が認められ度々メディアなどに紹介されている。

生前整理という考え方

迷惑を掛けたくない方へ、
生前予約という考え方。

「生前予約(事前予約)」とは、ご依頼主様ご本人が亡くなられた後に遺品整理に関すること(家財道具等の遺品の整理・処分、決済方法など)を、ご依頼主であるご本人様(委任者)がお元気な間に契約し、定めておくものです。ご連絡頂ければ訪問させて頂き、ご説明とお見積りを致しますので、サービスの内容と見積り内容にご納得頂ければ、ご契約させて頂きます。身寄りがなく「誰も遺品を引き取ってくれる人がいない」とお悩みの方や、身寄りがあっても、自分の死後に「子供にこれ以上迷惑を掛けたくない」「音信不通の親戚に面倒を掛けたくない」と考える方にとって、有効な方法といえます。

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