メモリーズ

約束を果たせなかった切ない遺品整理


遺品整理人の山下です。先日、行政の担当者の方から福祉整理のご相談を受け、大阪市内に住む高齢男性のお部屋を清掃いたしました。かなりゴミも散らかっていて、部屋の中に4箇所ぐらい糞尿で汚れている所があったので、部分除去と清掃、消毒などの応急処置を行いました。
その時、使っておられる布団がこげ茶色に変色していてカビ臭いことに気が付きました…いわゆるカチカチの煎餅布団です。メモリーズでは、買取っている家財品を生活困窮者の方に寄贈する活動を行っていることを説明すると「布団くれるのか?嬉しいわ~」と喜んでくれました。後日に残りの清掃と福祉整理を行う時に、布団を持ってくる約束をしました。

そして作業日の前日、ご依頼頂いていた男性がお亡くなりになられたと、行政の方から連絡が入りました…。この様なケースは初めてです…福祉整理が遺品整理になるなんて…正直戸惑ってしまいました。お渡しする約束をしていた新しい布団を、また倉庫に戻す時に何とも言えない切ない感情が溢れてきました。
当日、一緒に遺品整理の作業した横尾社長からは「いつもの元気がないのは仕方がないけど、しっかりと整理してあげような」と、声を掛けられました。亡くなった男性には、綺麗になった部屋で、新しいふかふかのお布団で、生活をして頂きたかったです。

この記事を書いた人

山下豪一

山下 豪一
所属:メモリーズ株式会社 大阪本社
役職:関西圏業務部長
資格:石綿作業主任者(国家資格)、建築物石綿含有建材調査者、福祉住環境コーディネーター、運行管理者

メモリーズ創業メンバーの一人。15年以上も遺品整理現場の第一線で活躍し、現場経験件数は業界でも屈指の4.000以上の実績。
孤独死現場、事件現場、凄惨なゴミ屋敷など…豊富な経験の中から、山下が遭遇した数奇な体験談をご紹介しています。

遺品の寄贈品

家財品の寄贈活動に取り組んでいます。

遺品整理の仕事を通し、高齢の独居の方でテレビや冷蔵庫、洗濯機、電子レンジなどがない家を多く見てきました。その一方で日本全体ではゴミの量は年々増え、使用できる家電製品や家具などを廃棄されている現状があります。私たちが遺品整理をさせて頂く際にも、まだ使えるもので処分してほしいというものはたくさんあります。非常にもったいないですし、処分をしてしまえば処分代もかかってしまいます。 私たちがお預かりして、必要としている方にお届けすることができれば、このもったいない循環を変えることができる。 そこでメモリーズでは、生活困窮者の方への寄贈活動に取り組んでいます。

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