メモリーズ

命令された理不尽な清掃


すっかり寒くなってきました、皆様も体調管理には気をつけてください。さて、今回のご依頼主様はアパートの大家さんです。大阪市内のアパートでの1室で、一人暮らしの方が亡くなられました。身寄りの方が居なかったため、大家さんが部屋の後始末をする事になりました。通常の遺品整理ということでご依頼いただきましたが、孤独死されているうえ、家の中はかなり散らかっており、私どもで言う「プチゴミ屋敷での孤独死現場」状態でしたが、費用を抑えたいからか、あくまで遺品整理だと主張します。
この大家さんは自分が費用を負担して後始末することに関して、かなり不満を持っていて「こんなことがあったら、これから老人は住まわされへん!」と怒っておられます。確かにこういうケースでは、貸主の方は気の毒ではありますが…。
私どもは、淡々と後片付けを始めました。すると大家さんが、「ついでにこの棚も外してくれ!」「畳も持っていけよ!」「やっぱりクーラーも外すわ!」と、お見積の時から明らかに作業量が増える事を依頼してきます。「できるだけ頑張ります…」気の毒なので話し合いに応じます。

搬出作業が終わり、いつもの簡易清掃をしているときです。「これトイレ掃除終わったんか?」「はい、一応終わっています」そのトイレには、いわゆる「排泄物」がたっぷりこびり付いていました。通常の掃除では絶対取れないレベルです。それを知ってか知らずか、全部取れと言うのです。私もそれは特殊な作業になる旨を伝えますが「誠意を見せろ!」と言うのです。 「なんで誠意なの???」頭が「?」になりましたが、大家さんの気持ちを察して金属たわしを手に取った時、ある重大な事に気付きました。「ゴム手袋がない…(汗)」 そうです、それほど特殊なことをする必要がないと思い、用意していませんでした。
仕方なく私は素手で超汚れた便器に液体をかけ、素手で洗い始めました。後ろでスタッフが「そこまでせんでいいでしょう!」と言っていましたが、私も意地になっていました。汚い話ですが「排泄物」を金属たわしでこすると茶色い泡が出てきます。その臭いと光景に私は半泣きになっています。その姿に大家さんも「よっしゃ、勘弁したる。ようやった!」と、よく分からないですが許してくれました。その後、帰社する際はスタッフの強い希望で、私は運転はさせてもらえませんでした。

この記事を書いた人

横尾将臣

横尾 将臣
所属:メモリーズ株式会社 大阪本社
役職:代表取締役
資格:グリーフケアアドバイザー1級取得

遺品整理専門業者メモリーズ株式会社の創設者。創業から15年が経った今も、現場の最前線に立ち続けている生粋の遺品整理人。
遺品整理業界のパイオニアとして業界を牽引する一方で、若手育成にも尽力。それらの功績が認められ度々メディアなどに紹介されている。

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遺品整理とは本来、ご遺族の方々が故人を想い、偲び、「思い出を整理する」事だと思います。しかし、遺品整理は精神的にも肉体的にもご負担を感じる大変な作業で『自分でやりたいけどどうにもできない』のは仕方ないことです。

メモリーズは開業以来、15.000件超の遺品整理実績を積み重ねてきており、担当させて頂く遺品整理人は高い志と豊富な経験を持っています。ただ遺品を処分するのではなく、ご遺族の方が前向きな気持ちになれるようにと、心を込めて遺品の片付けのお手伝いさせて頂きます。遺品整理のことでお困りなら、是非、メモリーズにご相談下さい。

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