この記事を書いた人
横尾 将臣
所属:メモリーズ株式会社 大阪本社
役職:代表取締役
資格:グリーフケアアドバイザー1級取得
遺品整理専門業者メモリーズ株式会社の創設者。創業から15年が経った今も、現場の最前線に立ち続けている生粋の遺品整理人。
遺品整理業界のパイオニアとして業界を牽引する一方で、若手育成にも尽力。それらの功績が認められ度々メディアなどに紹介されている。
大阪市内のあるワンルームの1室で1人の男性が亡くなりましたが、誰にも気づかれずに発見されたのは死後1週間経ってから…いわゆる孤独死です。身元引受人となったご親族の方が、三重県から来られていましたが、故人とは何十年も会っていない間柄だそうです。身元引受人となった70代の高齢女性は、身なりなどからも生活が苦しそうな感じが見て取れて、お顔もすごくやつれておられました。お金がないと葬儀社にも相談され、結局、葬儀の費用は故人が働いていた会社の社長さんが出されたそうです。
遺品整理の方も「経済的に厳しい方なので、何とか助けてあげて下さい」と、行政を通じて相談されましたので、故人宅で待ち合わせをして、現場を確認し、特別料金を提示しました……が、支払える金額ではなかったようです。依頼人である高齢女性は、沈痛な面持ちで「何で私が、こんなことに巻き込まれるのか…私は日々の生活がやっとなんです…助けて下さい」と、涙ながらに訴えかけてきました。
もちろん、ビジネスとして断ることもできたのですが…この遺品整理は、メモリーズが引き受けてあげないとどうにもならないだろうと思い、ご予算内で収まるよう工夫し、引き受けることにしました。先ずは、費用負担が大きい消臭です。雨季や夏季なら無理でしたが、幸い寒い時期だったので臭いの充満も少なく、床材などへの浸透もなかったので簡易消臭のみを行い、大家さんにもご協力いただいて、窓を開けて空気を換気することで臭いの問題はクリア出来ました。次に負担の大きい残置物の処分費ですが、収集運搬業者の方にも頭を下げてお願いし、なんとか予算内に収める事ができました。
すべての整理清掃作業が完了し、ご依頼人の高齢女性からは「やっと帰れます…ありがとうございました」と言って頂きました。故人宅に残ってあった、わずかな洗剤やティッシュなどの消耗品を、袋一杯下げて帰っていく姿を見つめ「頑張って下さい…頑張って下さい…」と、見えなくなるまで手を振り見送りました。
横尾 将臣
所属:メモリーズ株式会社 大阪本社
役職:代表取締役
資格:グリーフケアアドバイザー1級取得
遺品整理専門業者メモリーズ株式会社の創設者。創業から15年が経った今も、現場の最前線に立ち続けている生粋の遺品整理人。
遺品整理業界のパイオニアとして業界を牽引する一方で、若手育成にも尽力。それらの功績が認められ度々メディアなどに紹介されている。
遺品整理とは本来、ご遺族の方々が故人を想い、偲び、「思い出を整理する」事だと思います。しかし、遺品整理は精神的にも肉体的にもご負担を感じる大変な作業で『自分でやりたいけどどうにもできない』のは仕方ないことです。
メモリーズは開業以来、15,000件超の遺品整理実績を積み重ねてきており、担当させて頂く遺品整理人は高い志と豊富な経験を持っています。ただ遺品を処分するのではなく、ご遺族の方が前向きな気持ちになれるようにと、心を込めて遺品の片付けのお手伝いさせて頂きます。遺品整理のことでお困りなら、是非、メモリーズにご相談下さい。
関西エリア:大阪府、京都府、兵庫県、和歌山県、奈良県、滋賀県
南関東エリア:東京都、神奈川県、千葉県、埼玉県、栃木県
中部エリア:愛知県、山梨県、静岡県、長野県、岐阜県、三重県
中国エリア:広島県、岡山県、山口県、鳥取県、島根県
四国エリア:香川県、徳島県、愛媛県、高知県
以上の25都府県(北部、山間部、離島など一部地域を除く)が、対応地域となります。