メモリーズ

見られたくない遺品の整理


今回のご依頼主様は一人娘のお嬢様、一人暮らしをされていたお父様が亡くなり、その部屋の遺品整理をご依頼頂きました。「母は私が大学の時に亡くなりました。父はそれからずっと一人暮らしでしたが、まさか部屋があんなことになっているとは…恥ずかしいです…」娘様はお父様が暮らしている部屋に入った事がなかったようです。最初は言葉の意味がよく分かりませんでした。

場所は住宅街にある古い文化住宅で、玄関から入って最初の部屋はカップラーメンの器が身長より高く、天井付近まで 積み上げられていて、その柱が10本ぐらいありました。「そりゃ体も悪くなるよ…」と、 心の中でつぶやきながら、奥にある部屋(寝室)に入った時に、娘様の言っている意味が理解できました。
部屋一面にアダルトDVDが 散らかっていて、足の踏み場もありません。さらに、棚という棚すべてにDVDがぎっしり並んでいました。娘様は恥ずかしそうに「作業する時は近所の人に、何を運んでいるかばれない様にしてもらえますか?」とお願いされたので「もちろん大丈夫ですよ」と答え、作業を始めました。
そのDVDの数は、大きいダンボールに詰め込んで8箱…とんでもない量です。今思えば、床が落ちなくてよかったなぁと思いました。娘様は「昔の父は大変厳しく、教育熱心だった」と言っておられました。きっと娘様には、家の中を見られたくなかったのでしょう。

ちなみに、遺品整理をしていると他人には見られたくない「趣味のもの」が出てくることがよくあります。「趣味のもの」の対処に関してメモリーズでは、ご依頼者の方に確認しないほうが良いと判断した場合はそのまま処分しています。また、若い女性の部屋の遺品整理の場合は、下着などのデリケートな遺品は女性スタッフが整理したり、遺品の種類によって今回のように中身が見えないように段ボール箱に入れて搬出するなど、故人の心情に配慮したり、ご依頼者の方のご要望に応じた遺品整理を心掛けていますのでご安心ください。

この記事を書いた人

横尾将臣

横尾 将臣
所属:メモリーズ株式会社 大阪本社
役職:代表取締役
資格:グリーフケアアドバイザー1級取得

遺品整理専門業者メモリーズ株式会社の創設者。創業から15年が経った今も、現場の最前線に立ち続けている生粋の遺品整理人。
遺品整理業界のパイオニアとして業界を牽引する一方で、若手育成にも尽力。それらの功績が認められ度々メディアなどに紹介されている。

遺品整理現場の様子

誠実な遺品整理
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遺品整理とは本来、ご遺族の方々が故人を想い、偲び、「思い出を整理する」事だと思います。しかし、遺品整理は精神的にも肉体的にもご負担を感じる大変な作業で『自分でやりたいけどどうにもできない』のは仕方ないことです。

メモリーズは開業以来、15.000件超の遺品整理実績を積み重ねてきており、担当させて頂く遺品整理人は高い志と豊富な経験を持っています。ただ遺品を処分するのではなく、ご遺族の方が前向きな気持ちになれるようにと、心を込めて遺品の片付けのお手伝いさせて頂きます。遺品整理のことでお困りなら、是非、メモリーズにご相談下さい。

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