メモリーズ

別れたご主人の遺品整理


私たちは、時に心温まる現場に立ち会うことがあります。今回、遺品整理の問い合わせを頂き、神戸に見積に行った時のことです。現場には40代ぐらいのご夫婦と、小学校高学年ぐらいの女の子がいました。てっきりどちらかの親御様の遺品整理だと思っていたのですが、ご主人様が私に「今日は、妻の元亭主の遺品整理をお願いしたいのです」と、頭を下げました。
少し驚きました…このようなケースはたまにあるのですが、再婚された現在のご主人様を同行して見積もりに来られたのにはびっくりしました。別れたご主人様は、一人暮らしをしていたのですが、突然体の異変を感じ、自ら救急車を呼んで、そのまま病院で亡くなられたそうです。
通常、再婚されている場合、別れたご主人の遺品整理など今のご主人様に言いにくいものです。それを受け入れてご主人様が決済されるというのですから「心の広い人だなぁ…」と、感心しました。

遺品を整理している間も、お嬢さんが「ママ、よくこのソファでパパとゲームしたよね」「わあ、家族の写真が飾ってるよ…これはディズニーランド、これは沖縄に行った時ので、これは…」 などと奥様と話しをしているのを、ご主人様は嫌な顔一つせずに、見つめておられました。
私が「写真などはどうされますか?」と質問した際に、奥様は当然「処分して下さい!」と仰いました。私も野暮な質問をしてしまったと後悔しました。ダンボールに元家族の写真が梱包されていくのを、寂しそうにお嬢さんが見つめていた時、ご主人様が「最初のパパがいたから、○○ちゃんは生まれたんだよ…だから1番目のパパの思い出も大切にしようね」と、ダンボールから1枚の写真を取り出し、優しい笑顔でお嬢さんに手渡しました。お嬢さんは恥ずかしそうに、定期入れにその写真を挟みました。

普段我々は、醜い人間関係を垣間見ることがあります。だから、この様な心温まる現場に立ち会うと、ものすごく幸せな気分になるのです。歳を取ると、色々な辛い事を受け入れなければいけないことがあります。自分ならこのご主人様のようにできるのかな…と、思うと正直自信がありません。最後にトラックを見送る3人のご家族の姿に、昨今失いかけている家族の絆を垣間見ることが出来ました。スタッフ全員が感動した現場でした。

この記事を書いた人

横尾将臣

横尾 将臣
所属:メモリーズ株式会社 大阪本社
役職:代表取締役
資格:グリーフケアアドバイザー1級取得

遺品整理専門業者メモリーズ株式会社の創設者。創業から15年が経った今も、現場の最前線に立ち続けている生粋の遺品整理人。
遺品整理業界のパイオニアとして業界を牽引する一方で、若手育成にも尽力。それらの功績が認められ度々メディアなどに紹介されている。

遺品整理現場の様子

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遺品整理とは本来、ご遺族の方々が故人を想い、偲び、「思い出を整理する」事だと思います。しかし、遺品整理は精神的にも肉体的にもご負担を感じる大変な作業で『自分でやりたいけどどうにもできない』のは仕方ないことです。

メモリーズは開業以来、15.000件超の遺品整理実績を積み重ねてきており、担当させて頂く遺品整理人は高い志と豊富な経験を持っています。ただ遺品を処分するのではなく、ご遺族の方が前向きな気持ちになれるようにと、心を込めて遺品の片付けのお手伝いさせて頂きます。遺品整理のことでお困りなら、是非、メモリーズにご相談下さい。

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