この記事を書いた人
横尾 将臣
所属:メモリーズ株式会社 大阪本社
役職:代表取締役
資格:グリーフケアアドバイザー1級取得
遺品整理専門業者メモリーズ株式会社の創設者。創業から15年が経った今も、現場の最前線に立ち続けている生粋の遺品整理人。
遺品整理業界のパイオニアとして業界を牽引する一方で、若手育成にも尽力。それらの功績が認められ度々メディアなどに紹介されている。
大阪市郊外の古いアパートで孤独死がありました。ご依頼主は故人の弟様で、四国から来られていました。待ち合わせをして現場に向かう途中、弟様は「兄の家は初めて行くのですよ…部屋の事はお任せしますので、宜しくお願いします」と言い、あまり部屋に入りたくない感じでした。久しく連絡など取り合っていないような感じです。
現場は古い文化住宅などが立ち並ぶエリアで、お兄様の家を二人で探していると、どこからともなく人が集まって来ました。「ひょっとして○○さんの家か?」「あんた誰や?」など、あっという間に4人ぐらいに囲まれました。「ご迷惑掛けました。私は弟で、家の整理をお願いする事にしました。今から作業に入ろうと思いますので、ご迷惑をお掛けしますが宜しくお願いします」と、弟様は深く頭を下げました。完璧な対応です…特に特殊清掃の場合、異臭が漏れて近隣住民に少なからず迷惑を掛けていることが多いので、このようにきちんと挨拶をすることはとても大切なことです。
案の定、ご近所の方々は頷きながら納得した表情でしたが、それは弟様に対してだけでした…。弟様が鍵を開けて、私が部屋に入ろうとした時に、ご近所の方に腕を捕まれました「なんであんたが先に入る?遺族から入るのが筋やろ!」と叱られてしまいました…確かにそうかもしれませんが…。すかさず弟様が「いえ、私は何もできませんので、この方にすべて一任しているのです」とフォローして下さいました。
すると、ご近所の方は「不動産の書類とか、貴重品とかもあるでしょ!こんな業者に任して大丈夫か?」と発言。これには私もびっくり…こんな業者…。私の言動に何か問題でもあるのか真剣に考えました。私が遺品整理について説明しようと思った矢先、 またもや弟様が「兄の葬儀ですごく良くしてくれた方の紹介なんです。私は彼を信じています。実際、私も明日には四国に帰らなければなりません。誰かに任すしかないので、メモリーズさんにすべてお任せしています」と言ってくれました。少し目頭が熱くなりました…男意気を感じずにはいられません。
遺品整理は家財道具を搬出したりするので、トラックを停めたり、 場合によってはパッカー車が来て大きな音を立てる場合もあります。当然ご近所への配慮も必須になってきますが、必ずしも協力的ではない場合があります。しかし、近隣住民の方の理解がないと、作業は行えません。今回はご依頼主様自身が事前にきちんと説明してくれましたが、本来はメモリーズが事前に近隣住民の方に説明してご納得の上で作業に入ります。そうすることで近隣住民の方の理解を得られ、トラブルになることもなくスムーズに作業が進みます。
作業は3時間ほどで終了しましたが、作業中もご近所の方が覗き込むように見学(監視?)されていました。最後には、私たちの仕事内容に感心して頂きました。遺品を片付けるから遺品整理ではなく、そこに少しでもハートを感じて頂けるような仕事を志したいと改めて思いました。
横尾 将臣
所属:メモリーズ株式会社 大阪本社
役職:代表取締役
資格:グリーフケアアドバイザー1級取得
遺品整理専門業者メモリーズ株式会社の創設者。創業から15年が経った今も、現場の最前線に立ち続けている生粋の遺品整理人。
遺品整理業界のパイオニアとして業界を牽引する一方で、若手育成にも尽力。それらの功績が認められ度々メディアなどに紹介されている。
遺品整理とは本来、ご遺族の方々が故人を想い、偲び、「思い出を整理する」事だと思います。しかし、遺品整理は精神的にも肉体的にもご負担を感じる大変な作業で『自分でやりたいけどどうにもできない』のは仕方ないことです。
メモリーズは開業以来、15,000件超の遺品整理実績を積み重ねてきており、担当させて頂く遺品整理人は高い志と豊富な経験を持っています。ただ遺品を処分するのではなく、ご遺族の方が前向きな気持ちになれるようにと、心を込めて遺品の片付けのお手伝いさせて頂きます。遺品整理のことでお困りなら、是非、メモリーズにご相談下さい。
関西エリア:大阪府、京都府、兵庫県、和歌山県、奈良県、滋賀県
南関東エリア:東京都、神奈川県、千葉県、埼玉県、栃木県
中部エリア:愛知県、山梨県、静岡県、長野県、岐阜県、三重県
中国エリア:広島県、岡山県、山口県、鳥取県、島根県
四国エリア:香川県、徳島県、愛媛県、高知県
以上の25都府県(北部、山間部、離島など一部地域を除く)が、対応地域となります。