メモリーズ

遺族のとった行動に背筋が凍り付く


つい先日の現場です。大阪市内のマンションの一室で40代の男性が自殺してしまい、その部屋の遺品整理を行いました。私は霊感がありませんが、自殺現場は何とも言えない独特の重い空気が漂っている気がしてなりません…。
ご依頼主は故人のご両親で、酷く憔悴されていました。「遺品はすべて棄てて下さい」 遺品の存在すべてが悲しみだとご両親は仰いました。お部屋の中は片付いており、生活に困った感じもなく「なぜだろう?」と思いながら作業を進めました。すべて悲しみだとしても、写真などは確認してもらう必要があるので、 玄関先で作業を見つめているご両親に手渡します。

私たちは休憩に入りました…休憩から帰った時、玄関でご両親が座り込んで何かしている様子が目に入りました。私たちが来たのに驚いたご両親は、アルバムを慌てて閉じ「これも棄てて下さい」と私に渡しました。私はきっと、昔の息子様の写真を見て悲しんでいたのだろう…と、 胸を締め付けられる思いでしたが、何となくアルバムを開いてしまいました。その瞬間、私は背筋が凍りつきました。アルバムには結婚式の大きい写真、おそらく息子様の結婚式でしょう…その横に写っている花嫁の顔の部分が、鋭利なもので顔が見えないぐらい刺されていたのです。怖い…怖すぎる…こんなに怖い現場は初めてです。アルバムを運んだ後に玄関を見ると、アイスピックが転がっていました…。何があったかは分かりませんが、本当に怖かったです…。

この記事を書いた人

横尾将臣

横尾 将臣
所属:メモリーズ株式会社 大阪本社
役職:代表取締役
資格:グリーフケアアドバイザー1級取得

遺品整理専門業者メモリーズ株式会社の創設者。創業から15年が経った今も、現場の最前線に立ち続けている生粋の遺品整理人。
遺品整理業界のパイオニアとして業界を牽引する一方で、若手育成にも尽力。それらの功績が認められ度々メディアなどに紹介されている。

遺品整理現場の様子

誠実な遺品整理
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遺品整理とは本来、ご遺族の方々が故人を想い、偲び、「思い出を整理する」事だと思います。しかし、遺品整理は精神的にも肉体的にもご負担を感じる大変な作業で『自分でやりたいけどどうにもできない』のは仕方ないことです。

メモリーズは開業以来、15.000件超の遺品整理実績を積み重ねてきており、担当させて頂く遺品整理人は高い志と豊富な経験を持っています。ただ遺品を処分するのではなく、ご遺族の方が前向きな気持ちになれるようにと、心を込めて遺品の片付けのお手伝いさせて頂きます。遺品整理のことでお困りなら、是非、メモリーズにご相談下さい。

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