この記事を書いた人
横尾 将臣
所属:メモリーズ株式会社 大阪本社
役職:代表取締役
資格:グリーフケアアドバイザー1級取得
遺品整理専門業者メモリーズ株式会社の創設者。創業から15年が経った今も、現場の最前線に立ち続けている生粋の遺品整理人。
遺品整理業界のパイオニアとして業界を牽引する一方で、若手育成にも尽力。それらの功績が認められ度々メディアなどに紹介されている。
大阪府吹田市にはたくさんの団地群があり、昭和の時代にはニュータウンと呼ばれていた地域があります。そんな団地のひとつに遺品整理に行きました。昔の団地なのでエレベーターがない階段5階の現場です。亡くなったのは80歳を超える男性、依頼者は娘さんです。
故人はこの階段5階を80歳を超えて登り降りし、自立した生活をされていたそうです。家の中も片付いていて何十年も住んでいたそうですが、時折断捨離をご自身で行ったりして、必要最低限の家財道具で質素な生活をしておられたようです。なので遺品整理は階段5階という難関以外はスムーズでした。 間取りは2DK、タンスも小さい食器棚、整理ダンスぐらいで、比較的新しいものでした。ほぼ新しいものばかりで、高齢者の家には見えないぐらい片付いていました。正直ほとんど再利用できるものが多く、整理というよりかは、リサイクルの買取の仕事をしているようでした。
部屋の中がある程度片付いて、ベランダの片付けに入ろうとした時です。 椅子と灰皿が目に留まりました。 ああ…いつも日光浴とかしながら外を眺めていたのかと私もベランダから見える風景に目をやると、目の前に大きいグラウンドがありました。運動部の声が聞こえてきます。 ああ、ここで学生さんたちを眺めていたのかなと思いました。娘さんの話によると子供(孫)が大学生らしいのです。 母親がご存命の時は、親子でよくここに来ていたそうですが、母が亡くなった後は少し疎遠気味だったそうです。 孫が大好きだったおじいさんは、ここで学生を見ながら孫の姿を重ねていたのかもしれません。
日々生活に追われている現役世代、その家族は生活を守るのに一生懸命生きています。 その姿を知っている親は、できるだけ子供たちに迷惑をかけたくないと思うのが親心だと思います。 おじいさんは孫に会いたかったのだろうと、椅子と灰皿を片付けました。
横尾 将臣
所属:メモリーズ株式会社 大阪本社
役職:代表取締役
資格:グリーフケアアドバイザー1級取得
遺品整理専門業者メモリーズ株式会社の創設者。創業から15年が経った今も、現場の最前線に立ち続けている生粋の遺品整理人。
遺品整理業界のパイオニアとして業界を牽引する一方で、若手育成にも尽力。それらの功績が認められ度々メディアなどに紹介されている。
遺品整理とは本来、ご遺族の方々が故人を想い、偲び、「思い出を整理する」事だと思います。しかし、遺品整理は精神的にも肉体的にもご負担を感じる大変な作業で『自分でやりたいけどどうにもできない』のは仕方ないことです。
メモリーズは開業以来、15,000件超の遺品整理実績を積み重ねてきており、担当させて頂く遺品整理人は高い志と豊富な経験を持っています。ただ遺品を処分するのではなく、ご遺族の方が前向きな気持ちになれるようにと、心を込めて遺品の片付けのお手伝いさせて頂きます。遺品整理のことでお困りなら、是非、メモリーズにご相談下さい。
関西エリア:大阪府、京都府、兵庫県、和歌山県、奈良県、滋賀県
南関東エリア:東京都、神奈川県、千葉県、埼玉県、栃木県
中部エリア:愛知県、山梨県、静岡県、長野県、岐阜県、三重県
中国エリア:広島県、岡山県、山口県、鳥取県、島根県
四国エリア:香川県、徳島県、愛媛県、高知県
以上の25都府県(北部、山間部、離島など一部地域を除く)が、対応地域となります。