メモリーズ

自分との闘いの末に


大阪の繁華街にあるマンションで、遺品整理を行いました。ご依頼主は故人のお姉様。弟様が病気で亡くなったため、整理をすることになりましたが、部屋はかなり荒れていました。雑誌やCDなどが散らかった部屋の片隅に、薬が大量に出てきました。話を伺うと、アルコール依存症、糖尿病など苦しい闘病生活があったと話してくれました。お医者さん管理のもと、禁酒に取り組み、表彰をもらったりした時期もあったそうですが、長く続かなかったそうです。部屋を見る限り、最後は精神的に荒れていたのかなと思いました。

闘病されている方は高齢の方に多いイメージですが、今回の故人のように若くしてアルコール依存から糖尿病などを発症する方も多いようです。現代社会人はストレスも多く、ついついアルコールに依存してしまい、結果的に精神疾患などを伴い生活が荒れてしまい、セルフネグレクトに陥ることもあります。過去の現場の経験から、特に独身男性にはその傾向が強い印象です。

お姉様は2人姉弟ということもあり、日頃から弟様の生活や健康状態を気に掛けられていたそうです。その甲斐あってか、孤独死ではなく病院で亡くなられたのはせめてもの救いでしょうか…。お姉様は遺品整理がすべて終わり綺麗になった部屋を眺め、悲しんでおられるのと同時に、少しホッとしたような表情を見せられたのが印象的でした。

この記事を書いた人

横尾将臣

横尾 将臣
所属:メモリーズ株式会社 大阪本社
役職:代表取締役
資格:グリーフケアアドバイザー1級取得

遺品整理専門業者メモリーズ株式会社の創設者。創業から15年が経った今も、現場の最前線に立ち続けている生粋の遺品整理人。
遺品整理業界のパイオニアとして業界を牽引する一方で、若手育成にも尽力。それらの功績が認められ度々メディアなどに紹介されている。

遺品整理現場の様子

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遺品整理とは本来、ご遺族の方々が故人を想い、偲び、「思い出を整理する」事だと思います。しかし、遺品整理は精神的にも肉体的にもご負担を感じる大変な作業で『自分でやりたいけどどうにもできない』のは仕方ないことです。

メモリーズは開業以来、15,000件超の遺品整理実績を積み重ねてきており、担当させて頂く遺品整理人は高い志と豊富な経験を持っています。ただ遺品を処分するのではなく、ご遺族の方が前向きな気持ちになれるようにと、心を込めて遺品の片付けのお手伝いさせて頂きます。遺品整理のことでお困りなら、是非、メモリーズにご相談下さい。

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