この記事を書いた人
横尾 将臣
所属:メモリーズ株式会社 大阪本社
役職:代表取締役
資格:グリーフケアアドバイザー1級取得
遺品整理専門業者メモリーズ株式会社の創設者。創業から15年が経った今も、現場の最前線に立ち続けている生粋の遺品整理人。
遺品整理業界のパイオニアとして業界を牽引する一方で、若手育成にも尽力。それらの功績が認められ度々メディアなどに紹介されている。
昭和60年代にニュータウンとして脚光を浴びた団地。今は住人が高齢化し、孤立が問題となるほど過疎化が進んでいます…そんな団地の遺品整理に行きました。故人は50代の女性で、生涯独身だったのでご依頼主はお姉様です。妹様は癌で亡くなられましたが、晩年は病気と闘っていたと思われる形跡がありました。部屋に入り目についたのは「生命力を与えてください!」と書かれた色紙。病気に関するたくさんの書籍などたくさんあり、孤独や不安を抱えていたのだと思います。
お姉様は妹様と仲が良かったらしく、写真が出てくるたびに「なかなかの美人やろ?」とか、その当時のお話しをしてくれました。また、お姉様にとって妹様の遺品を廃棄されるのが、かなり苦痛のようでした。明らかに再利用が難しい雑貨なども「誰か使ってくれるでしょ?」と再利用箱にどんどん入れてきます。故人が使っていたものをなるべく捨てたくないという、妹想いなお姉様の気持ちがすごく伝わってきます。どこかで誰かに使ってもらえる…そう思うだけで気が楽になると言っておられました。
少し話が変わりますが、メモリーズでは買取品以外でも再利用できるものは、行政へ生活支援品として寄付をしています。 日本で需要がなくても海外に寄付をするルートがあります。 遺品整理の業界では買取品以外は「処分品」いわゆるゴミとなります。 メモリーズが他社と大きく違う点は、「遺品を作業現場でゴミとして扱わない!」だけでなく 作業後もできるだけゴミとして扱わず、また誰かの役に立つように再利用するモデルを構築しています。
現在、毎日のように福祉関係の方から、困っている方へ物品の寄付品の問い合わせがあります。 尿だらけのお布団で暮らしている方、足腰が弱くなってベッドがほしい方、 そんな方たちに遺品整理を通じて暮らしが健全な状態になっているのです。整理作業をしてご依頼主様から「ありがとう」と言って頂き、会社でも福祉関係の方から感謝され、 毎日たくさんのありがとうを聞ける事がうれしく思います。
話しを戻しますが、このお姉様も妹様の遺品を「誰かのお役に立てるなら」と一緒に仕分けをして整理を手伝ってくれました。3DK押入れも含めてものすごくたくさんの家財道具がありましたが、なんとその半分が再利用できました。当然金額も相見積業者の半分で済みました。
お姉様は最後にポケットから毛糸の帽子を取り出し「妹は晩年、毛が抜けてね…ずっとこれかぶっててん..持ってたら涙が止まれへん」と私に渡されました。「ちゃんと供養しておきますね」と、私が答えると「兄ちゃんに出会ってよかったわ」と両手で顔を覆って声を出して泣いておられました。
遺品整理は死を受け入れ、前を向く瞬間だなとつくづく思います。 それは作業前と、数時間後きれいになった部屋を見てご遺族様の気持ちの変化は傍で見ていてすごくわかるからです。遺品整理は大変な作業だけじゃなく、人の役にたつ仕事で尊い仕事だと言うことを忘れずに日々努力していきます。
横尾 将臣
所属:メモリーズ株式会社 大阪本社
役職:代表取締役
資格:グリーフケアアドバイザー1級取得
遺品整理専門業者メモリーズ株式会社の創設者。創業から15年が経った今も、現場の最前線に立ち続けている生粋の遺品整理人。
遺品整理業界のパイオニアとして業界を牽引する一方で、若手育成にも尽力。それらの功績が認められ度々メディアなどに紹介されている。
遺品整理とは本来、ご遺族の方々が故人を想い、偲び、「思い出を整理する」事だと思います。しかし、遺品整理は精神的にも肉体的にもご負担を感じる大変な作業で『自分でやりたいけどどうにもできない』のは仕方ないことです。
メモリーズは開業以来、15,000件超の遺品整理実績を積み重ねてきており、担当させて頂く遺品整理人は高い志と豊富な経験を持っています。ただ遺品を処分するのではなく、ご遺族の方が前向きな気持ちになれるようにと、心を込めて遺品の片付けのお手伝いさせて頂きます。遺品整理のことでお困りなら、是非、メモリーズにご相談下さい。
関西エリア:大阪府、京都府、兵庫県、和歌山県、奈良県、滋賀県
南関東エリア:東京都、神奈川県、千葉県、埼玉県、栃木県
中部エリア:愛知県、山梨県、静岡県、長野県、岐阜県、三重県
中国エリア:広島県、岡山県、山口県、鳥取県、島根県
四国エリア:香川県、徳島県、愛媛県、高知県
以上の25都府県(北部、山間部、離島など一部地域を除く)が、対応地域となります。