メモリーズ

怪しげな部屋の遺品整理


遺品の整理現場にあった祭壇 大阪にある病院のソーシャルワーカーの方から連絡を頂き、遺品整理の見積に行きました。故人のお姉様が立会いに来られていましたが、足腰が弱くベッドにずっと腰かけておられます。私は部屋に入った瞬間にただならぬ雰囲気に圧倒されました。押入れの建具がすべて外されて、押入れの上段に神棚と見たこともない祭壇が組まれ、悪魔祓いの意味からか魔女のような人形が2体と、水晶や鉱物などが並んで飾ってあります。さらに部屋中に「結界」でしょうか…毛糸が張り巡らされており、屈んで前に進まないといけないようになっていました。そして部屋の中央には飼い主を失ったインコが死んでいます。本棚には病気についての本がたくさん並んでいました。さらにその怪しげな祭壇のところには「生きたい!」などと記されており、生に対する思い、執着が伝わってきて背中がゾクゾクしました。

話を聞けば、故人は病気で余命を告知されて、相当落ち込まれたようです。人は弱くなると何かに縋ってしまうものでしょうか、その頃から言動がおかしくなったとお姉様は仰っていました。誰にも相談できず、迫る死の恐怖と向き合うのは、私でも自信がありません。故人は結婚をしておらず、1人でいる生活が長く、晩年はきっと寂しかったろうと察します。そしてこのような状況で生活をされていた方は、現場の特徴としてサプリメントや東洋医学などの「薬」を頼り、買い込んでしまう傾向があります。何とか病気が改善されるようにできる事、すべてしているような感じで、生きようと懸命だったと思われます。

現場は団地の3階で階段作業です。間取りは3DKで、結構たくさんの物がありました。そして引き出しの中、洋服ダンスの服の中など、あらゆるところから『護符』が出てきました。予想外の展開で整理作業中は皆、緊張しっぱなしでした。整理が終わり、ダンボールに入れた護符は100枚を超えたでしょうか…ちょっといつもと違う達成感を感じました。
メモリーズではご依頼主様に依頼されて遺品の合同供養をやっていますが、今回は依頼されておりませんが私の判断で、神棚やその周りにある人形や石、護符などの遺品のすべてを供養することにしました。凄惨な現場はどんな状況でも心は折れませんが、目に見えない何かと戦う現場は、ちょっと苦手かも知れません…。

この記事を書いた人

横尾将臣

横尾 将臣
所属:メモリーズ株式会社 大阪本社
役職:代表取締役
資格:グリーフケアアドバイザー1級取得

遺品整理専門業者メモリーズ株式会社の創設者。創業から15年が経った今も、現場の最前線に立ち続けている生粋の遺品整理人。
遺品整理業界のパイオニアとして業界を牽引する一方で、若手育成にも尽力。それらの功績が認められ度々メディアなどに紹介されている。

遺品整理現場の様子

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遺品整理とは本来、ご遺族の方々が故人を想い、偲び、「思い出を整理する」事だと思います。しかし、遺品整理は精神的にも肉体的にもご負担を感じる大変な作業で『自分でやりたいけどどうにもできない』のは仕方ないことです。

メモリーズは開業以来、15.000件超の遺品整理実績を積み重ねてきており、担当させて頂く遺品整理人は高い志と豊富な経験を持っています。ただ遺品を処分するのではなく、ご遺族の方が前向きな気持ちになれるようにと、心を込めて遺品の片付けのお手伝いさせて頂きます。遺品整理のことでお困りなら、是非、メモリーズにご相談下さい。

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