この記事を書いた人
横尾 将臣
所属:メモリーズ株式会社 大阪本社
役職:代表取締役
資格:グリーフケアアドバイザー1級取得
遺品整理専門業者メモリーズ株式会社の創設者。創業から15年が経った今も、現場の最前線に立ち続けている生粋の遺品整理人。
遺品整理業界のパイオニアとして業界を牽引する一方で、若手育成にも尽力。それらの功績が認められ度々メディアなどに紹介されている。
とある大阪の商店街。今は人もまばらで、シャッターが閉まっている所も多くある商店街の真ん中あたり、1階は店舗スペースで2階から上は住居スペースで4階建ての大きな家の遺品整理の見積りを行いました。少し元気がない商店街とはいえ、作業日に商店街にトラック横付けなどできるわけもなく、近くのコインパーキングに自治体認可の業者さんを呼び、そこまでみんなで運びました。玄関からトラックまでの距離を「横持ち」と言いますが、 横持ちはざっと200メートルぐらいだったでしょうか…結構大変そうです。
見積の時に、1階店舗スペースに業務用のエアコンがあり「これ外せますか?」と訊かれたので「大丈夫ですよ」と答えました。その時は後で配管切って運んだらいけるな…と楽観しておりました。
そして作業当日、私は他で仕事があり、その現場には行っておりませんでした。すると、予定していた終了時刻頃にスタッフの山下君から電話がありました。「社長、このエアコン外すんですか?」 「おお、外せるやろ?」「配管2本屋上に繋がっていて、巨大な室外機みたいなものがありますが、こんなん僕ら無理ですよ!」「うそやん…」という会話がありましたが、私ができると言った以上、やらないわけにはいきません…私の音楽仲間にエアコン屋さんがいてるので、すぐ応援を頼みました。即日対応はできませんでしたが、後日私と作業する事になり、ご依頼主様にもご了承頂きました。
作業当日、友人と伺い「軽はずみな発言すみませんでした、今日はエアコンのプロを連れてきましたのでしっかりやります」と挨拶し、 早速エアコンの所に行くと友人が、「こんなんよう外すとか言うたな…」と笑われました。このエアコンは水冷式の空調で、屋上にクーリングタワーという室外機のような物を設置し、 2本の配管で水を出し入れするタイプで、家庭用とは全く違う物のようでした。 早速、室内機を取り外す作業に取り掛かります。止水栓を閉め、2本の塩ビを工具でサクサクと切断し、一瞬で取り外せる状態になりました。 しかしこれがめっちゃ重いのです。日々遺品整理で鍛えていますがリフトなしではとても運べません。 商店街の中を巨大なエアコンをゴロゴロ運ぶのも、少し恥ずかしかったです。
後は屋上のクーリングタワーを外すだけとなりました。「軽そうやし、これは楽勝だな。」と屋上にあがり、固定しているボルトを外します。簡単に取り外せたので、屋上のドアから中に入れようとすると、とんでもないことに気づきました。「ドアが狭すぎて通らない…」仕方なく解体作業を行い、すべて搬出し、ご依頼主様にも喜んでいただきました。
最近の遺品整理の傾向として、整理時や整理後に行う業務の多様化が見受けられます。当然専門業者としてネットワークを持つことも大事ですが、 スタッフを信じすぎて検証もせず軽はずみな言動は慎むよう、今後気をつけたいと思います。
横尾 将臣
所属:メモリーズ株式会社 大阪本社
役職:代表取締役
資格:グリーフケアアドバイザー1級取得
遺品整理専門業者メモリーズ株式会社の創設者。創業から15年が経った今も、現場の最前線に立ち続けている生粋の遺品整理人。
遺品整理業界のパイオニアとして業界を牽引する一方で、若手育成にも尽力。それらの功績が認められ度々メディアなどに紹介されている。
遺品整理とは本来、ご遺族の方々が故人を想い、偲び、「思い出を整理する」事だと思います。しかし、遺品整理は精神的にも肉体的にもご負担を感じる大変な作業で『自分でやりたいけどどうにもできない』のは仕方ないことです。
メモリーズは開業以来、15,000件超の遺品整理実績を積み重ねてきており、担当させて頂く遺品整理人は高い志と豊富な経験を持っています。ただ遺品を処分するのではなく、ご遺族の方が前向きな気持ちになれるようにと、心を込めて遺品の片付けのお手伝いさせて頂きます。遺品整理のことでお困りなら、是非、メモリーズにご相談下さい。
関西エリア:大阪府、京都府、兵庫県、和歌山県、奈良県、滋賀県
南関東エリア:東京都、神奈川県、千葉県、埼玉県、栃木県
中部エリア:愛知県、山梨県、静岡県、長野県、岐阜県、三重県
中国エリア:広島県、岡山県、山口県、鳥取県、島根県
四国エリア:香川県、徳島県、愛媛県、高知県
以上の25都府県(北部、山間部、離島など一部地域を除く)が、対応地域となります。