増加するゴミ屋敷の清掃依頼

嬉しいことに、毎日のようにゴミ屋敷の片付けのご依頼を頂いております。その反面、これだけ多くの需要があることと、ゴミ屋敷が減ることなく増え続けることに一抹の不安さえ感じます。先日も、大阪市内の賃貸物件の大家さんより連絡を頂き「部屋を貸してる高齢者が、ゴミをため込んで近隣からクレームになっている」とご相談を受けました。
借主である高齢女性の方は現在、近隣に住む親戚の家で生活をしていて、その借家では生活をしておられません。冷蔵庫もそのままで、中身が元々何が入っていたのか判別ができないぐらいどす黒く腐っていました。部屋は食べかすなどで虫が湧いていて、これでは近隣の方は大迷惑だったとすぐ想像できます…見積り後、すぐにこのゴミ屋敷を片付ける事になりました。

スタッフが現場に到着し、高さが腰ぐらいまでのゴミが向こうの方まで続くのを見て「気合入れてやるか…」と意気込んで清掃作業を開始しました。電気が止まっているので、用意した明かりで皆それぞれに仕分けていきます。メモリーズを立ち上げた頃は、ゴミ屋敷の片付けにスタッフも戸惑ってすごく時間がかかっていましたが、多くの経験を積んだ今では何も指示しなくても、自分で考え動いて仕分け、効率の良い動きをしてくれています。ゴミ屋敷は作業をやり遂げると何とも言えない充実感、達成感、連帯感、疲労感に包まれる。ユニフォーム、顔、頭、真っ黒になったスタッフの顔。それを見て感謝してくれるご依頼者様。本当に良い仕事だなと思える瞬間です。忙しい毎日ですが、これからも多くの需要に応えるべく、日々ゴミ屋敷と向き合い頑張っていきます。