メモリーズ

顔が見えない依頼主


ある葬儀社様から「依頼主様は故人の息子さんで、九州にお住まいなので立ち会えませんが、それでも遺品整理をしてもらうことは可能でしょうか?」と、連絡がありました。「委任状を頂ければ、遺品整理自体は立会はなくても大丈夫ですよ」と答え、葬儀社の担当者の方に同行して頂いて見積りを行いました。
九州のご依頼主様へ連絡をし、見積内容と作業内容を説明し、金額をお伝えすると「ちゃんとやってくれたら、それでいいです」と、冷ややかな返事が返ってきました。「貴重品や供養品、お探し物などあれば…」「そんなもの要りませんし、勝手に捨てて下さい!金はすぐに振り込むから」と、言われました。日々、ご依頼主様にサービスで喜んで頂いている我々にとっては、酷な返事でした。「わかりました。作業後に管理人さんに部屋を確認してもらい、OKをもらったら連絡します」とお伝えし、電話を切りました。

作業当日、部屋も2Kと広くはなく、高齢男性の一人暮らしということもあり家財道具も必要最小限だったのでスムーズに作業は進み、3時間ほどで遺品整理を終え、管理人さんに部屋を確認して貰って無事に作業は完了しました。

しかし…作業を終えても私の気持ちはなぜかスッキリしません…本来であれば「こんなに綺麗にしてくれてありがとうございます」や「家を片付けて、気持ちが整理できそうです」などのお話をするのですが、今回は一度もご依頼主様に会うことは出来ませんでした。そもそも電話での対応でも言葉数も少なく、遺品整理自体に興味がない感じでした…。親子の間で色々あったと思われますが、最後は親御様が日々暮らし、使用していた遺品の品々を見送って頂ければと感じました。ちなみに最近はコロナ禍の影響で、メモリーズでも『非接触型遺品整理』というリモートサービスも始めていますが、今回のご依頼は少し意味合いが違うように感じた次第です…。

この記事を書いた人

横尾将臣

横尾 将臣
所属:メモリーズ株式会社 大阪本社
役職:代表取締役
資格:グリーフケアアドバイザー1級取得

遺品整理専門業者メモリーズ株式会社の創設者。創業から15年が経った今も、現場の最前線に立ち続けている生粋の遺品整理人。
遺品整理業界のパイオニアとして業界を牽引する一方で、若手育成にも尽力。それらの功績が認められ度々メディアなどに紹介されている。

非接触型遺品整理とは

コロナ禍でも安心、
非接触型遺品整理とは?

コロナ禍であっても、物件の引き渡しなどで遺品整理や特殊清掃を早急にしなければならい状況のお客様も多いと思います。メモリーズでは徹底したコロナ対策を行った上で作業をしていますが、この時期に人と長時間接触するのは、やはり不安に思う方もおられるはずです。
そこでメモリーズでは、お見積りから作業完了まで、一度もスタッフとお客様が対面(接触)することなく遺品整理を完結できるシステムをご提供し、コロナ禍であっても、より安心で安全な遺品整理を目指しています。

遺品整理に関連するコンテンツ


対応地域

全国に広がる対応地域

関西エリア:大阪府、京都府、兵庫県、和歌山県、奈良県、滋賀県
南関東エリア:東京都、神奈川県、千葉県、埼玉県、栃木県
中部エリア:愛知県、山梨県、静岡県、長野県、岐阜県、三重県
中国エリア:広島県、岡山県、山口県、鳥取県、島根県
四国エリア:香川県、徳島県、愛媛県、高知県
以上の25都府県(北部、山間部、離島など一部地域を除く)が、対応地域となります。

事業所のご案内

ご相談・お見積りは無料!年中無休
大阪本社
0120-232-580

横浜支社
0120-458-222

気軽にお問合せが出来る
LINE相談窓口

立会不要!60分でかんたん見積り
お問合せ/クイック見積りフォーム

ページトップへ戻る